代表理事よりごあいさつ
弊社は、2004 年に非営利法人として活動をスタートさせて以来、一貫して「インターネットはオープンで、すべての人がアクセス可能な公共の資産であるべき」という Mozilla プロジェクトの掲げるミッションを礎に、オープンソースの普及、ウェブ標準技術の推進、OSS コミュニティの支援に努めてまいりました。
ウェブアプリケーションの高度化や IoT の実用化に伴い、デジタル社会の共通基盤としてウェブが注目を浴びる中、2017 年 7 月には社名を WebDINO Japan と改め、ウェブ技術を中心とした研究開発やコンサルティング、人材育成など、新たなステージで活動の幅を広げています。
インターネット、そしてウェブを取り巻く環境は、活用領域の拡大とともに飛躍的な変化を遂げてきましたが、コロナ禍という予期せぬ出来事をきっかけとして、ビジネス・個人利用を問わず、ウェブに触れる機会は急速に増加しました。一方で、ユーザーはもとより、開発者を含むサービス提供者側の意識と知識も多様性を極めており、私たちの活動をさらにチャレンジングなものとしています。
WebDINO Japan という組織名には、ウェブの「多様性 = Diversity」「国際化 = Internationalization」「中立性 = Neutrality」「公開性 = Openness」という意味を込めています。設立当初から変わらないこの想いを大切に、産官学そしてコミュニティをつなぐハブとして、これまで以上により広い視野でウェブ技術の応用やオープンイノベーションの拡大をリードしてまいります。